種付け頭数が少ないながら、その血をを残すべく頑張っている種牡馬とその産駒たちを応援するブログです。
マイナー新種牡馬産駒 勝ち上がり馬紹介 
2007年06月29日(金) 22:47
中央・地方競馬の各地で2歳戦が始まっているが、注目の新種牡馬たちの産駒も初勝利を飾っている。
その中で、マイナー種牡馬たちも初勝利を飾っている。

<中央>
テイエムサンデー産駒  ディアヤマト(牡2、美浦・高橋裕厩舎)  7/23 函館 ダート1000m

<地方>
グレートデンヒル産駒  デンヒルダンス(牝2、北海道・谷口常信厩舎)  7/21旭川 ダート1000m
ダンシングカラー産駒  ダンシングクエスト(牡2、北海道・田中正二厩舎)  7/19旭川 ダート1500m


尚、明日発行予定のメルマガの中で、2007年をマイナー新種牡馬たちを紹介する予定なので、よかったら読んでみてください。


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地味な名種牡馬アサティスが逝く
2007年06月25日(月) 18:48
地味な名種牡馬アサティスが逝った。

22歳だった。
病気だったらしい。

アサティスは、91年に種牡馬として輸入されると、ウイングアローやスマートボーイといった馬をはじめ、主に中距離ダート戦を得意とする晩成タイプの馬を輩出した。
アサティスは、“晩成”、“スタミナ”、“ダート”と今の日本競馬の生産界では敬遠されがちなタイプの種牡馬であったが、それでも産駒のウイングアローとスマートボーイが後継種牡馬にもなり、種牡馬として一定の成功を収めた。

さらに、産駒のボンネビルレコードが、今日行われた帝王賞でまるで亡き父アサティスに捧げるかのような勝利を飾った。

ボンネビルレコードにもこれからさらに活躍して、アサティスの後継種牡馬になってもらいたいものだ。

“晩成”、“スタミナ”、“ダート”というアサティスの渋い特徴はマイナーファンの心をくすぐるものがある。
そんなアサティスの血はこれかも父系だけでなく母系に入っても、渋く地味ながらも、稀にキラリと光る産駒を輩出してくれるだろう。

このアサティスの血を継ぐマイナー種牡馬産駒と言えば、サチノスイーティーがいる。
サチノスイーティーの母母父、つまりお婆ちゃんの父親がアサティスになる。
サチノスイーティーのお婆ちゃんは、メルマガでもお馴染みになってきたコンアモール。
このコンアモールの一族が近年活気づいてきている。
サチノスイーティーだけでなく、その全妹で名古屋に所属するシンメイジョアーも地元で大活躍を見せている。

将来、このコンアモール一族が素晴らしい仔をたくさん送りだして、アサティスの血をさらに大きく開花させてくれるだろう。

これからも、アサティスの血は地味ながらも長く、渋く、後世まで受け継がれていくだろう。


こコンアモールが今年産んだザカリヤの仔の成長過程を、生産者のサンシャイン牧場さんの協力もあって、メルマガの方で掲載しているので、読んでみて欲しい。


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タイキシャーロック産駒 リュウヨウ 金沢への転入初戦勝利
2007年06月21日(木) 20:48
中央から金沢へ移籍したリュウヨウ(父タイキシャーロック)が、転入初戦となる18日のルビー特別(A2・1700m)で見事な勝利を飾った。
断然の1人気に支持されると、スタートからハナに立ちそのまま4馬身差をつけて逃げ切った。

この馬は中央で4勝を挙げた実績を持つが、その全てが逃げ切り勝ちで、さらにそのうち3勝が小回りコースの小倉と中京である。

中央から地方に移籍した馬の中には、リュウヨウと同様に中央から金沢に移籍したナムラカイソクや川崎に移籍したガッサングリーンのように移籍先で勝ち上がる力がありながら不器用な脚質のために小回りコースが合わずに、その力が発揮できずにいる馬もいるが、リュウヨウはいきなり勝ち上がり、地方競馬への適性の高さを見せてくれた今後も期待できそう。
中央在籍時のリュウヨウは、前述したナムラカイソクやガッサングリーンより力関係では下だった。

リュウヨウは既に6歳という年齢の牝馬だが、地方の小回りコースで持ち前の先行力を生かし、新天地の金沢でもう一花咲かせてもらいたいと思う。
サイレントエクセル 一條記念みちのく大賞典 3着に敗れる
2007年06月18日(月) 23:09
17日、盛岡競馬場で行われた地方全国交流重賞の一條記念みちのく大賞典(ダート2000m)に、ウイングアロー産駒のサイレントエクセル(牝4)が出走し、1番人気に支持されたが、直線で伸びを欠き3着に敗れた。

道中は、好位3番手からの追走で絶好のポジション。だが、勝負どころの3〜4コーナーで早くも手応えが怪しくなり、追走するのに精一杯となる。
直線も伸びを欠き、中程で勝負は決したが、それでも最後は意地を見せて盛り返し、コアレスハンターをゴール前で交わして、3着に入った。

一時の痛々しい程の不調からは立て直してきているようだが、3連勝してダービーグランプリ(G1)でも3着に入った3歳時の勢いはまだ見られない。
デビュー以来、休みなく走り続けているタフな馬だが、古馬になってから完全に伸びあぐねてしまっている。
効果的に休養を与え、心身ともリフッレシュできていれば、今頃はもっと強くなった走りを見られたと思うのだが・・
これも賞金が低額な地方競馬に所属している馬の宿命か・・。
これから岩手競馬を背負っていける力を持つこの馬には、あの勢いを再び取り戻して欲しいものだ。
マイナーファン注目の九州1歳馬市場
2007年06月17日(日) 23:18
11日、鹿児島県で、九州1歳馬市場が開催された。
わずか24頭しか上場されなかったが、マイナー種牡馬のファンとしては要注目だ。
上場馬24頭のうち11頭が落札され、その中には、サイレントハンター、ダンツシアトルといった九州馬産界ではお馴染みの種牡馬の仔の他に、ビークァイエット、グレートサン、イシノナイトといった馴染みの薄い種牡馬の仔もいた。
この3頭は競争成績こそ今ひとつに終わったが、3頭ともサンデーサイレンスの産駒で、皆その血統背景は素晴らしいものがある。
ビークァイエットは、サッカーボーイの弟で、近親にはステイゴールドなど活躍馬が多数いる血統出身。
種牡馬としても、数少ない産駒の中からカシノカスケードが先日に中央で初勝利を飾っている。
グレートサンは、ジェニュインの全弟で、近親には先日の日本ダービーで2着に入ったアサクサキングスもいる。
イシノナイトは、ハギノトップレディの孫にあたり、数多くの活躍馬を輩出した“華麗なる一族”の末裔である。
いかに、サンデーサイレンス産駒の良血馬と言えども、現役時の成績が振るわないと、馬産界の片隅に追いやられてしまうあたりは、現在の日本の種牡馬競争の厳しさを表している。

このセールで目を引いたことがあった。
落札馬の中にフィールドアスカの仔が2頭含まれていたのだ。
フィールドアスカは2005年に韓国に輸出されているので、この2頭の世代が日本に残した最後の世代となる。
少ない産駒の中から2頭の産駒が中央で勝ちあがり、その内の1頭のモエレフィールドがオープン特別でも2着に入る活躍をしており、フィールドアスカは種牡馬としていいものを持っていると思うので、何とか今回落札された2頭の1
歳馬に活躍してもらって日本に戻ってきてもらいたいものだ。


その他にも、メガスターダム、マルカダイシス、メジロベイリーといったマイナー種牡馬の仔が上場されたが、残念ながら買い手がつかず主取りとなった。

これらの馬の中から、1頭でも多くの活躍馬が出ることを期待しよう。
“尾張のスーパーヒロイン”シンメイジョアー 東海ダービー挑戦
2007年06月16日(土) 12:47
先日の日本ダービーではウオッカが牝馬として64年ぶりに「ダービー馬」の称号を勝ち取るという偉業を成し遂げたが、地方各地でダービーが開催されたダービーWEEKの先週、名古屋でも1頭の牝馬が「ダービー馬」の称号を賭けてダービーに挑戦した。

その馬の名はシンメイジョアー。
シンメイジョアーは、カリスタグローリというマイナーな種牡馬を父に持つ。
カリスタグローリは、現役時に重賞のクリスタルCをはじめ芝短距離戦で3勝したスピードタイプの種牡馬だ。
産駒の多くも短距離戦を得意とし、新潟直千のアイビスSDでカリスタグローリ産駒として重賞初勝利を成し遂げたサチノスイーティーも典型的なスピード馬であり、シンメイジョアーはこのサチノスイーティーの全妹にあたる。
つまり、このシンメイジョアーは、生粋のスピード血統の馬であると言ってもいいだろう。

そんなシンメイジョアーにとって、今回のレースの課題は牡馬の強敵相手にいかに戦うかという以外に1900mという距離をどう克服するかということもあった。
いやむしろ、これまで何度も牡馬を撃破してきたシンメイジョアーにしてみれば、今回のレースは相手関係云々より自身の距離の限界への挑戦と言うべきものだった。
シンメイジョアーはデビュー以来、その天性の素晴らしいスピードを武器に破竹の勢いで勝ち星を重ね、ここまで6勝を挙げていた。
また、昨年12月の3戦目に中央の芝のレースに挑戦して15着と敗れた以外は、一度も連を外しておらず、ほぼパーフェクトな成績を残していた。
だが、牡馬の強豪との対戦ながら1番人気に支持された前哨戦の駿蹄賞(ダート1900m)では、2着には入ったものの牡馬のワイティタッチの前に5馬身差をつけられてしまい、距離の限界を露呈する結果となっていた。

それでも、ファンはこの馬の高い能力に再度期待したのか、前走と同じ距離で行われる今回の東海ダービーでも、単勝2.0倍の1番人気ワイティタッチからほとんど差のない単勝3.0倍の2番人気にこの馬を推していた。
少し離れた3番人気にトミノダンディ、続いてマルヨフェニックスと笠松の牡馬が支持されていた。
つまり、ファンの間ではワイティタッチとシンメイジョアーの地元馬同士の再戦一騎打ちと目されていたのだ。

「東海ダービー」
現在のこのレースの姿は東海・北陸・近畿・中国地区の交流競走であるが、過去においては1996年から9年間だけ全国指定交流重賞として開催された時期があり、その期間には中央からもダートの強豪馬たちが出走し、歴代勝ち馬の中にはウイングアロー、アグネスデジタルといった錚々たる名馬たちの名があり、地方のダービーの中では歴史的に格式の高いレースである。
またその中には、ホーマンキュートという牝馬の名もある。
はたして、シンメイジョアーは東海周辺地区の優駿を決めるこの「東海ダービー」でホーマンキュート以来となる5年ぶりの牝馬によるダービー制覇という偉業を成し遂げられるのだろうか。

注目の集まったレースは、シンメイジョアーがスタートからそのスピードで先手を奪いにかかったが、内からジーンジニーが何が何でもという感じでハナを主張すると、シンメイジョアーが控えて、3番手の外めにつけるという形で始まった。
道中は、ジーンジニーが逃げて、2番手にはその外からマルヨフェニックスがつけ、さらにその外からシンメイジョアーがぴったりと3番手につけて淀みのない流れで進んでいた。
この流れの中で、シンメイジョアーと鞍上の丸野騎手はうまく折り合っていた。
そして、1番人気のワイティタッチは馬群の中団につけていた。
勝負どころの3コーナーで先頭のジーンジニーが早くも脱落すると、シンメイジョアーはマルヨフェニックスの外から持ったままの手応えで先頭を伺うように並びかける。
その外からワイティタッチがこの2頭に離されまいと押し上げていく。
だが、ワイティタッチの手応えはあまり良くない。
4コーナーに差し掛かると、シンメイジョアーの手応えも怪しくなり、先頭を快調に走るマルヨフェニックスに差を広げられ直線を向く。
直線に入っても、逃げるマルヨフェニックスの脚色はまったく衰えない。
その一方で、シンメイジョアーは完全に一杯になってしまい、その差はさらに広がり、3番手で懸命に食い下がっていたワイティタッチにも交わされてしまう。
日本ダービーを制したウオッカに続けとばかりに、牝馬による「ダービー制覇」を狙ったシンメイジョアーの東海ダービー挑戦は結局、マルヨフェニックス、ワイティタッチに続く3着で終わった。

やはり、この馬にとって1900mという距離は長かったようだ。
それでも3着に入ったのはこの馬の能力の高さによるもので、よく頑張ったと言えるだろう。
東海周辺地区の優駿を決めるレースで、不得手な距離ながらも牡馬相手に互角に渡り合い「ダービー3着馬」となったこの馬に、私は“尾張のスーパーヒロイン”という称号をつけた。

地方競馬の3歳のこの時期のレース体系の元では、実績馬の規定路線で、距離適性が合わないながらも「ダービー挑戦」となったが、今後は適距離の短距離戦に照準を絞って戦っていってもらいたい。
そしてそのスピードを武器に連戦連勝という走りを見せてもらいたい。
適距離に戻れば、地元・名古屋のレースでは、そのスピード能力で圧倒的な強さを誇ってくれるだろう。
これからは地元だけでなく、さらに外に目を向け、各地の交流重賞や中央のレースにも積極的に挑戦していってもらいたい。
そして、“尾張のスーパーヒロイン”シンメイジョアーの名を全国に轟かせ、中央のスプリント界で活躍する姉サチノスイーティーに少しでも近づき、さらには追い越してもらいたい。
今のところ、全国的には中央重賞勝ち馬サチノスイーティーの全妹の馬という触れ込みに過ぎないシンメイジョアーだが、将来はカリスタグローリ産駒の偉大な姉妹としてサチノスイーティーとともに並び称されるほどに強くなってもらいたい。

“尾張のスーパーヒロイン”シンメイジョアーの戦いはまだ始まったばかりだ。
ライブリマウント産駒 ミツアキタービン 脚部不安を克服し10勝目
2007年06月06日(水) 16:54
ライブリマウント産駒のミツアキタービンが、5月31日に笠松競馬場で行われたローレル争覇に出走し、昨年11月の笠松グランプリ以来となる勝利を飾った。

レースでは、スタート直後から掛かるようにハナに立つと、直線に入っても脚色は衰えず、そのまま押し切って、2着馬に3馬身差をつける楽勝だった。
さすがに全盛期ほどの力はないが、この程度のメンバーが相手ならまだまだ力が違うというところを見せ付けたくれた。
この馬はこれまで何度も脚部不安による休養を繰り返し、ここ3年は今回のレースを含めて僅か5戦しか出走していないが、そのうちの3戦がこのローレル争覇。
しかも、今回の勝利で3年連続連対となった。
このレースはこの馬にとって実に縁のあるレースのようだ。

この馬は、近年ほとんどレースに出走できていなかったので、「え?ミツアキタービンって?」「昔はそんなに強かったの?」などと思う人もいるかもしれないので、ミツアキタービンについて少し詳しく紹介しておこう。

まず血統。
母系は古くから日本に根付いた血統だ。
近親に中央で活躍した馬はなく、そのほとんどが地方所属の馬。
その中で、従兄のエンシェント ( 牡7 父アルカング ) は、笠松で16勝を挙げており、昨年のローレル争覇ではミツアキタービンを半馬身差退けて優勝している。
父ライブリマウントは、中央・地方交流元年となった1995年のダート王。
翌年に日本馬として初めてドバイワールドCに挑戦し、6着に入る健闘を見せた。
しかし、その後はまるで燃え尽きたかのような成績に終わった。
現役引退後、種牡馬となったものの僅か48頭の産駒を残しただけで、2003年に種牡馬を引退している。
このように、ミツアキタービンの血統はかなりマイナーなのだ。

そんな血統背景を持つミツアキタービンは、2002年に上山でひっそりとデビューした。
その後、父を彷彿させるようにジワジワと力をつけていき、3歳秋頃から頭角を現し、交流重賞では勝てずにいたが、地元重賞を連勝した。
そして04年フェブラリーS(GI)では、12番人気という低評価を覆し、勝ったアドマイヤドンから0.2秒差の4着に入る劇走を見せた。
さらに、続くダイオライト記念、オグリキャップ記念ではともに1番人気に支持されると、イングランディーレ、カネツフルーヴといった中央馬をまったく寄せ付けず、交流重賞連勝を成し遂げた。
しかし、その後、右前繁靭帯炎と右前第一指剥離骨折を発症していまい、長期に及ぶ脚部不安との戦いになる。

今後も脚元の不安を抱えながらの戦いになるだろうが、少しでも長く走って少しでもこの馬らしい走りを見せてもらいたい。
メイショウバトラー さきたま杯制覇
2007年06月02日(土) 21:39
“マイナー女王” メイショウバトラーが、30日に浦和競馬場で行われたさきたま杯に出走し、前走のかきつばた記念に続いてベテラン健在ぶりを示す勝利を飾った。

武豊騎手が2戦連続で騎乗し、1番人気に支持されたレースでは、好スタートから好位のインコースにつけるると、先頭3頭の直後から虎視眈々と4コーナーを回り、直線では最内からしぶとく伸びてゴール前でキングスゾーンをアタマ差交わしてゴールした。

この馬の力が十分に発揮できれば、この程度の相手では勝って当然だろう。
長期休養後休みなく使われてきた疲労からか、あるいはこの馬にとって明らかに距離が長すぎるJCダートでの大敗でリズムを崩してしまったためか、JCダート後は不振が続いていたが、ようやく本来の調子を取り戻してきたようだ。

それしても、この馬にとっては屈腱炎を発症してしまったことが悔やまれる。
その故障によって、競争馬として最も油の乗る時期を牧場で過ごしてしまった。
故障がなければ、この馬はどこまで強くなっていたのだろうと思ってしまう。

次走は、昨年復帰2戦目で制したプロキオンSに出走を予定している。
久しぶりの中央のレースなので楽しみだ。


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